デンマーク家具デザインの新たなムーブメント!?


以前に、本校にある立派なギャラリーがあると書きましたが、僕が今、住んでいる家の隣にある建物がそれです。しかもアトリエ・ワン設計です。そこで先週から、デンマークの若手家具デザイナーらの合同、展示が循環してきたので、レポートを書きたいと思います。
 
 
 

RE_FORMとは

 

デンマークの若い家具デザイナーや職人は、新たな潮流を作ることに苦心しています。なぜなら多くの人にとって、デンマーク家具が、過去の巨匠らが作った家具として想起されるからです。不幸なことに、近年それらを、工業化したり、新色バージョンを発表したり、のみしております。デンマークの家具の歴史が継続するには、新しい方法や視点のデザインが必要です。

我々はこの展示でを通じ、デンマーク家具デザインを再構築したいと考えています。そしてデンマークデザインの栄光を立て直し、新たな手法と形態でイノベーションと再構築を図ります。
こちらより引用&抜粋)
 
 
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ミラノデザインウィークでも展示していた、彼らの作品。海藻を乾燥させることで新しい家具としての素材を開発。by Nikolaj Steenfatt & Jonas Edvard
 
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肥満な人体からインシピレーションを得たアームチェア。by Nanna Kiil
 
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牛皮で作られた扉の収納棚。収納物によって 皮の扉に凹凸現れる。by Mette Karina Johansen
 
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両面2色に塗装された、変えられる天板タイルのテーブル。by Christina Liljenberg Halstrøm & Magrethe Odgaard
 
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滲み技法を使ってマーブル模様を、木板に施したフローリング材。by Pernille Snedker Hansen
 
 その他にも多くの実験的な提案があります。詳細はこちらで見れます。(デンマーク語のみ)

まとめ

この展示を初めて見たとき、なんて風変わりな事をしているんだろうと感じました。しかし徐々に、このような実験的なアプローチが、成熟しきった家具デザインの分野で、次のステージに行くためには必要かもしれないと思う今日この頃。