初めてのデンマーク流『デザイン授業 』 inクラベスホルム


第一週目を終えて、学校の事について書こうと思います。以前のブログでも紹介した、クラベスホルムは、コペンハーゲンから列車で5時間、北に移動したSkiveと言う田舎町の、さらに駅からもタクシーで10分位移動した海辺にひっそりとあります。
 
そこではデザイン、グラフィック、建築、写真、アートの5つのコースがあります。各コース15〜30人くらいの学生が居ます。主にデンマーク人で、10%位が他の国(ノルウェー、スウェーデン、日本)から構成されてます。授業は主にデンマーク語ですが、毎年日本からも数名参加者が居るようです。
 

 

デザインコースでの課題

私の参加しているデザインコースの最初の課題は、ピエト・モンドリアンを例に、最小限の線だけで表現する練習を行いました。水平・垂直・45°の線だけで、相手役の顔をトレースし、ステンシル画を制作するというものでした。
最後は全員の完成作品を張り合わせ、鑑賞会に突入。どれが優れているとかではなく、多様性を楽しむと言った感じで和やかに終了。

 

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他のコースの作品

最後に他のコースの作品を見て回り、色々な表現方法を共有する時間が設けられていました。
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グラフィックデザインの作品。紙を見ずに、ある言葉のイメージで、チームメイトの顔を描くと言った課題のようです。 

 

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建築コースの作品。A4用紙を切らずにマスキングテープのみを使って造形を作るとグループ課題。 

 

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写真コースの作品。

 

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アートコースの作品。

 

 

まとめ

『物事の本質を捉え、無駄を省く』トレーニングを一番初めに行うというのは、如何にも北欧の教育ならではと感じました。日本での美大時代を思い返すと、初めての授業は『手を忠実にデッサン』する事だったような。。。比べると、それぞれお国柄が反映されて面白い。